【公認会計士試験】企業法の効率的な独学勉強法(社会人向け)

どうも、アキラ120%です。

今回は、社会人で独学合格(58回合格)した私が、もしゼロからもう一度会計士試験に挑戦するなら、どう勉強するかをテーマに、企業法の勉強法を解説します。

独学を前提としていますが、可能であれば予備校の活用をおすすめします。私は市販教材を中心に使いましたが、論文対策だけは予備校教材(CPA)をメルカリで購入しました。

ちなみに本試験の成績は以下の通りです:

  • 短答式:80点
  • 論文式:偏差値64.75(全体39位)

特に論文式では、かなり上位に入ることができました。

今回は、そんな私が「もっと効率的に勉強できたな」と振り返って感じたことも踏まえ、理想的な企業法の勉強ステップをお伝えします。


使用教材

用途教材
超基礎インプット『はじめての会社法』
基本書『会社法 第4版(紅白本)』
Amazonリンク
短答式問題集市販の肢別問題集(予備校教材にこだわらずOK)
論文式問題集CPAの教材(メルカリなどで入手)

基本方針とステップ

独学&知識ゼロの状態から始めることを前提に、以下の流れをおすすめします:


【基礎期】インプットの土台をつくる

  1. 超基礎インプット本を一通り読む
     まずは『はじめての会社法』で全体像をざっくり掴みます。
  2. いきなり論文対策問題集を読む(超重要)
     解答も一緒に読み、どんな論点が出題されるのかを体感します。
  3. 理解できない箇所を基本書で確認
     “分からない”を前提に、該当箇所を紅白本で調べて理解に努めます。
  4. ②~③を何周も繰り返す
     この段階では暗記よりも「理解」に全振りしてください。条文の参照もできればベターですが、負担が大きいなら後回しで構いません。

【短答対策期】解ける問題を増やす

  1. 論文対策問題集(ABランク)を理解できるようになったら、短答式に着手
     「解説を読めば8割くらいは理解できる」状態を目安に短答へ進みます。
  2. 短答式問題集もABランクのみを繰り返し解く
     Cランク以下は捨ててOK。効率重視です。

【論文対策期】実際に書ける力を鍛える

  1. 論文問題を実際に解く練習へ
     ここでは六法をしっかり使いながら、条文の参照・趣旨の暗記を意識してください。

独学なら「いきなりアウトプット」がおすすめな理由

企業法に限らず、独学で重要なのは**「講義なしでどう強弱をつけるか」**です。

多くの方がやりがちな
「基本書を読む ⇒ 短答式 ⇒ 論文式」
という順番だと、すべての条文を同じ熱量で覚えてしまい、非効率になりがちです。

それに比べて、先に論文問題に触れておくことで:

  • 重要論点を先に押さえられる
  • 条文の趣旨・ストーリーを理解できる
  • 短答式対策が結果的に楽になる

というメリットがあります。


なぜ「短答より論文が先」なのか?

私自身、5月短答に全振りしてから8月論文に挑んだのですが、もしやり直せるなら「論文先行」にしていたと思います。

理由は以下の通りです:

  • 論文から入ると、会社法の構造や趣旨に慣れやすい
  • 短答でしか出ない条文も多いが、論文ベースの理解が土台になる
  • 無機質な暗記が苦手な方には、論文式の方が心理的負担が少ない

もちろん短答は短答で重要ですが、最終的に論文を突破しなければ合格はできません。論文を意識した早期学習は、最終的な効率につながると感じています。


まとめ:企業法こそ、逆張りが効く

企業法は、勉強した分だけ素直に点が伸びやすい科目です。

社会人で時間が限られる方こそ、「論文式問題集から始める」という逆張り学習で、効率よく合格を狙ってください。

これからも、会計士試験やFASへの転職、USCPAなどの情報も発信していく予定です。ぜひチェックしていただければ嬉しいです。

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