アキラ120%です。
本日は、
社会人が働きながら会計士試験に合格するためのマインドセットを3点、
お伝えできれば思います。
私は、働きながら会計士試験に合格できたのは、効率的な勉強方法を追求する前提として、これから述べるようなマインドセットを持っていた(意識していた)からだと確信しております。
社会人は時間がないなかで、いかにモチベーションを保ちながら勉強を続けるか、が一番の肝になると思います。
そのためにも是非本記事の内容を参考にいただけければ幸いです。
ちなみに、社会人合格に必要なこと、とありますが、
限られた時間で最短合格すること=超効率的に合格すること、ですので、ぜひ学生などの専念して勉強する方にも参考にいただければと思います!
それでは行きましょう!
必要最低限の教材以外には手を出さない
これが最も大事です。
繰り返します。これが、会計士試験に限らず、すべての資格試験において大事な思考です。
「信頼のおける教材を絞り、それを使い倒す」これが、合格する最短のルートです。
使い倒すの究極は、
「その教材に書いてある内容」を
「その教材を見ない」で
「他人にわかりやすく伝えられる」
ことだと考えます。
つまり、仮にあなたが「この●●分野のところ教えて」と聞かれた場合に、その教材と同等のクオリティのことが書けること、です。
ネット記事とかSNSを見ていると
「〇〇予備校の計算問題集は秀逸だ」とか
「〇〇の市販の専門書は読んでおいた方がいい」とか、
いろんな情報が入ってくると思います。
そして、もしかしたら予備校の先生とかも(独学なので知りませんが)、
「この講座は受けた方がいいよ」
とか言ってくるかもしれません。
もちろん、自分の置かれている立場を踏まえた上で、必要であれば、専門書を買うなり追加講座を受ければいいと思います。
一方で、時間は有限なわけです。
正直、論文式試験に限っていえば、
「論文用のまとめ本」だけ1冊(ABランクのみ)を使い倒せば、合格できます。
(CPAであれば、論文対策問題集、大原ならポケットコンパス、といったところでしょうか)
試験勉強中に不安になる気持ちはよくわかります。
ただ、むやみに手を広げ、本を買って/講座を受けるだけで、安心しないでください。
大事なことは、繰り返しますが、「信用おける教材を絞り込み、ひたすら使い倒すこと」です。
本をコレクションすることは、試験勉強においては得策ではありません。
(こういう専門書とかって買った時にめっちゃテンション上がって、なんか合格した気持ちになっちゃうものです。経験あり)
なお、参考までに私が使用していた教材(論文の時)はこちらの記事で記載してます。
合格を先延ばしにしない
これは当たり前のように思いますが、特に社会人ほど、モチベーションを保つのが難しいので、陥ってしまうと思います。
社会人は良くも悪くも、現在収入があって生きていけてしまうので、
「仮に今年落ちたとしても来年うければいいや」なんて甘い気持ちの入り込む隙が多いわけです。
勉強開始当初は、「絶対に今年中に合格する!」と意気込んでいても、
いざ試験が近づいてくると、
「なんか試験まで間に合わなさそうだし、最悪来年受かればいいや」
と考えてしまいがちです。
ですが、これはすべての受験生に当てはまることです。
そもそもこの試験は、覚えるべきことが膨大なので、
どんなに時間があろうと、完璧な状態で試験当日を迎えられる人なぞ存在しません。
みんな、何かしらの不安を抱えた状態で、割り切って受けているのが現状だと思います。
なので、「社会人で時間ないから、思っているような仕上がり状態」というのは、
どんなに勉強しても、一生やってきません。
実際、私は、5月短答式合格の後、3か月程度で論文式試験の勉強を始めました。
計算科目を除いて、論文用の対策は全くしておらず、租税法と経営学はゼロスタートの状態。
普通であれば、「来年の論文受かればいいや」と思っていたかもしれません。
でも、私は絶対にあと3か月で合格レベルまでもっていく、強い決意で、試験当日までモチベーションを切らさずに勉強をつづけました。
7月と8月に受けた論文式の公開模試は、いずれもD~E判定ですが、諦めませんでした。
もし仮に、試験日まで、本当に時間が足りなくて、明らかに間に合わなくても、試験を受ける以上、1問でも多く正解するためにどうすればいいかを、最後まで真剣に考え抜くべきです。
仮に今年落ちてしまった場合でも、「真剣にやった分」「反省点」が見えてきます。
真剣にやらないと、反省点はわからず、ただ「もっと一生懸命やればできるはずだ」と将来の自分の可能性に賭けるだけで、何も得られません。
そのため、この本気で合格する姿勢は、来年以降の財産になるので、ぜひ大事にしていただきたいです。
「休息の質=勉強の質」と捉える
休息とは、脳と体のリフレッシュです。
仕事をしながらですと、どうしても身体ともに疲れてしまうときがあります。
そんな脳のパフォーマンスが悪い中で、勉強しても効率が悪いわけです。
(感覚的な話になってしまいますが、ぐっすり寝た後の2時間勉強の方が、寝不足の4時間よりも断然理解が進んで暗記ができるのが私の体感です)
つまり、仕事以外に、勉強だけでなく、脳を活性化させる運動、そして睡眠をしっかりとることで、
なるべく脳にストレスをかけない生活を続けることです。
はい、そうですね、ほぼ不可能そうですね笑
私もそのあたりの実情は理解しておりますが、今回の記事にテーマは「スキルセット」です。
なので、「ストレスフリーな状態で勉強しないと、社会人は合格できない」とは全く思っておりません。
ですが、限られた時間で効率的に勉強するために、
「脳にいい習慣とはこういうことだから」
という知識知っている、そして意識を変えていくだけで、日ごろのちょっとした時間の使い方が変わるはずです。
たとえば、通勤電車中にスマホで徒にSNSばっかり見ている、
これはただ脳のメモリ消費しているだけです。
この5分間あれば、目をつぶって瞑想するなり、寝るなりできるわけです。
(もちろん、昨日解いた問題を頭の中で再現してもいいと思います。休憩にはなりませんが)
私が実践していたのは、
「寝る前や休憩中のスマホをやめる」
「暴飲暴食をしない」
「週1日では最低ジムに行く」
「日曜日の夜はサウナに行って、勉強も早く切り上げて、すぐ寝る」
といった、正直大したことないような小さな習慣を意識しておりました。
でも結果として合格できたのも、こうした些細な習慣のおかげだったと思います。
ぜひ、休息の質を意識されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、私が思う、社会人合格に必要なマインドセット3点でした。
会計士試験は相対評価の試験なので、
一見すると「周りがあんなにやっているのに自分なんか、、、」と不安になる気持ちはよくわかります。
ただ、実際に合格してみると、他人よりも、自分との闘い、ということがよくわかります。
誤解をおそれずに言うと、
「会計士試験はABランクをしっかり理解し、それを解答に落とし込めること」
ができれば合格する意味合いでは、”絶対評価の試験”と考えております。
つまり、
周りの受験生との闘い、と捉えるのではなく、
「この●●教材のいかにして完璧にするか」と、捉えなおすことが、精神衛生上もよいかと思います。
これから受験される方は、ぜひ参考にしてみてください。
ではまた!
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